学術集会会長: 南條 博(秋田県臨床細胞学会会長)
(秋田大学医学部附属病院病理診断科・病理部)
事務局:秋田大学医学部附属病院病理部(代表:成田かすみ)
〒010-8543 秋田県秋田市広面字蓮沼44-2
TEL:018-834-6200
E-mail:surpatho@hos.akita-u.ac.jp
開催のご挨拶
この度、新型コロナ感染症の蔓延により一年延期となりました第57回東北臨床細胞学会学術集会を秋田県が担当し、2021年7月3日(土)に開催させていただきます。現在もなお新型コロナ感染症が蔓延し、医療が逼迫している現状を鑑み、現地開催を断念し、当日のZoomによるライブ配信とオンデマンド配信(1週間)で開催致します。
がんゲノム医療が本格的に始まり、基盤となる病理細胞診断の重要性が増しています。また、医療におけるAIの利活用がクローズアップされ、細胞診断への導入も模索されています。今後益々、細胞診の迅速性、簡便性、液状検体の取り扱いなどの長所を活かし、より精緻な細胞診断を進めていく必要性を実感しております。
今回は、【細胞診の総合力】をテーマに会を進めさせていただきます。特別講演では、秋田大学腎泌尿器科学講座教授の羽渕友則先生に、泌尿器科腫瘍の最新の治療やご研究のお話をいただく予定です。教育講演は、秋田病理組織細胞診研究センターの阿部一之助先生に子宮頸がん細胞診の精度管理、最新のAI研究などのお話をお願いいたしました。また、シンポジウムでは「細胞診断のポイントとピットフォール」と題し、子宮内膜、胆汁・膵液、体腔液、リンパ節、乳腺、尿の細胞診断について、各県の担当の先生方にご討議いただく予定です。また、従来通り、スライドカンファランス(婦人科、呼吸器、その他)、ランチョンセミナー(がんゲノム関連)を予定しております。開催にあたりまして、ご講演、ご協力のお願いをご快諾いただきました皆様方に、厚く御礼を申し上げます。
以上半日程の短い時間ではありますが、諸臓器の細胞診断について、みなさまに大いに議論していただき、今後の日常診療にお役立ていただきたいと考えております。
本学術集会は、産婦人科医、外科医、病理医,細胞検査士らが一同に会し意見交換を行う、東北では年1回の貴重な会です。できるだけ多くの会員のみなさまにご参加いただき、細胞診断の底力を感じ取っていただければ幸いに存じます。新型コロナ感染症が収束することを祈念しております。どうぞよろしくお願い致します。
2021年 5月 吉日
第57回 東北臨床細胞学会学術集会 会長 南條 博
東北臨床細胞学会会員各位
平素より当学会の運営にご協力いただき感謝申し上げます。
さて、来る2020年7月4日に秋田県での開催を予定しておりました第57回東北臨床細胞学会学術集会は、
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により2021年7月3日の開催となりましたのでご連絡いたします。
また理事会での審議の結果、今後の学術集会開催につきましては、学術集会も1年ずつ延期して開催する
(2022年は山形県で開催)となりましたので、ご理解、ご協力の程お願い申し上げます。
東北臨床細胞学会 理事長 伊藤 潔
第57回東北臨床細胞学会学術集会 会長 南條 博